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健さん・・・

 ご存知の通り、去る11月10日、高倉健さんがお亡くなりになりました。
 年齢からすると、驚くことはないことですが・・・。
 健さんの演じる人はいつも同じで、何か重たいものを背負って、つらい運命を受け入れながらまっすぐに生きる人でした。
 素顔の健さんもそういう方だったのでしょうか。だとすれば、今は開放されて楽になったのかな。
 大好きな役者さんでした。ご冥福をお祈りいたします。

 遥かなる山の呼び声 ラストシーン


 幸せの黄色いハンカチ ラストシーン
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こねこ котёнок

 またまたロシア映画のご紹介。先日、「不思議惑星 キン・ザ・ザ」のDVDを貸してくださった方が、一緒に貸してくれたもの。
こねこ [DVD]こねこ [DVD]
(2002/10/25)
アンドレイ・クズネツォフ

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 ロシア語の通訳で有名な故米原万理さんがレビューを書いているので、それを転載いたします。
「世界一の猫遣いA・クズネツォフに調教された芸達者の猫たちが多数出演、現代リアリズム演劇の父スタニスラフスキーの国の猫らしく、自然で写実的な演技力を披露してくれる。真冬の大都会モスクワで、アパートの窓からトラックの屋根に転落して遠くへ運ばれてしまった子猫が、他の猫たちに助けられながら生き延びて元の飼い主の元へ戻ってくるというおとぎ話が、それに地上げ屋に立ち退きを迫られる飼い主を猫たちが力を合わせて救うという虚構が真実味を持って胸を打つのは、この猫たちのリアルな演技力に支えられてこそである。また、まるでカメラマンも猫だったのではと錯覚するほどに、街や人や鳥や犬やねこたちを猫の目線で捉えたカメラワークも、猫たちの演技を引き立てている。」

 とにかく猫たちがかわいい。主人公のこねこ、チグラーシャがかわいい。うちのねこたちと同じ、平凡なとらねこなのも親しみが持てる。冒頭に出てくる、モスクワの動物市場は、自分がモスクワに住んでいたときに、行ってみたいと思いながら、ついに行けなかったところで、そんな意味でもうれしかった。飼い主の子どもの姉弟もかわいい、特にちょっとぼーっとしたかんじの弟がいい。DVDのコピーに「猫がいっぱい!!愛がいっぱい!!わたしのおうちにチグラーシャがやってくる!!」なんて書いてあるけど、そんな感じの映画です。

不思議惑星キン・ザ・ザ

 先日ご紹介した、ロシア映画「кин-дза-дза!」についての後日談。
 ゴールデンウィークに、お客様のところに納品にうかがったところ、まず渡されたのがこれ。
不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]
(2002/05/01)
スタニスラフ・リュブシン、エヴゲーニー・レオノフ 他

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 そうです。「кин-дза-дза!」の日本語字幕つきのDVDであります。このブログの記事を見てくれたのでしょう。まさか、これを持っている人がいるとは!Nさん、ありがとうございます。
 帰ってから、早速観させていただきました。ロシア語だけではわからなかったところがよーくわかりました。
 やっぱり変な映画です。とってもB級感があふれていて、安っぽそうなのですが、一つ一つのことが妙に印象に残ってまた観たくなってしまいます。
 舞台となる、キン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクは、高度な文明が資源を食い尽くして砂漠となってしまったところで、まるでマッドマックスか、未来少年コナンのような世紀末感の漂う野蛮な世界ですが、暴力的なところはあまりなく、奇妙なユーモアが全体を覆っています。
 特にこのパッケージに移る二人が取っているポーズ。「クー!」といいながらおこなうこのポーズは、当時のソ連でとてもはやったらしいです。アマゾンのカスタマーレビューも26件もあり、総じて評価が高いです。神映画なんて言っている人もいます。
 自分も、いまだになんと説明すればいいかよくわかりません。よくわからないけど難解というわけでもない。他にこんな映画はみたことないし、何度もくりかえし観たいです。
 エフゲーニー・レオーノフ(左の人)最高です。すっかりファンになりました。右側のユーリー・ヤコブレフもとってもいい。主人公のマシコフと頼りない学生のゲデバンも大好きです。ニコニコ動画でも見られるようなので、ぜひお試しあれ。

кин-дза-дза!

 一月ほど前、確定申告の作業がどうにもやる気が起きなかったときのこと。
 映画を見ながらやったらどうだろう、などといかにもやる気の無いときに思いつきそうなアイデアが浮かびました。
 日本語のものだと、言葉がわかってしまって集中がそがれる。英語のものも、多少はわかるだろうからまずい。
 ということで、ロシア映画をパソコンで流しつつ、作業をおこなおうと思ったのでした。逃避願望丸出しのアイデアであります。
 そこで検索を掛けてみると、モスフィルムという、モスクワの映画会社のサイトには、旧ソ連時代から、最近のものまで、たくさんの作品が公開されていることがわかりました。
 それで、いろんな映画を流して、横目でそれをちらちらと見つつ仕事をしていました。それが仕事によい影響があったかどうかはなんともいえませんが、ロシア映画、面白いです。
 字幕も吹き替えも無いので、当然何を言っているかわからないのですが、なんとなく雰囲気はつかめるし、それで十分楽しめるのです。これは意外な発見でした。
 有名な、タルコフスキーの作品は、小難しいのでこういうときには大変向いています。
 「モスクワは涙を信じない」(москва слезам не верит)これも有名な映画ですが、これは結構見入ってしまいました。とてもよかった。
 ソビエト時代の映画は、四角四面の、真面目腐ったものばかりという偏見を抱いていたのですが、全然そんなことは無くて、ハチャメチャな、アイドル映画のようなものもありました。それがこれ。

細かいところはよくわかりませんが、ヒロイン(ナタリヤ・ヴァルレイ)がかわいいというだけのドタバタコメディーのようであります。上の動画はPVですが、興味のある方は上記のモスフィルムのサイトから、"кавказская пленница, или новые прикючения Шурика"(カフカスの女虜、またはシューリクの新しい冒険)をコピーして検索してみてください。ヒロインの登場のシーンが、あまりにもわざとらしくて笑えます。
 こちらの記事によれば、この映画はそうとうな名画らしいです。細かいところが理解できないのであれですが、ただのアイドル映画ではないのかも。

 そして、最後にご紹介するのがこちら。

"Кин-дза-дза!"
 日本でも不思議惑星キン・ザ・ザという名で上映されたようです。
 詳しくは、リンク先のウィキペディアの記事を見ていただきたいですが、一言で言うとへんな映画でした。変なのだけど、それが面白くて、何度も見てしまいました。何度も見ていると、少しずつわかってきます。言葉がわからなくても、意外にわかるし、面白さは感じられるという面白い発見をしました。
 この映画で一番好きなのは、異星人の役のエフゲーニー・レオーノフ。狸のような、熊のような風貌で、ヤッターマンに出てくるトンズラみたい。他の主要の役3人もみんないい。音楽も素晴らしい。
 ヨン様のおかげで韓国との雪解けが進んだように(今は誰かのせいで逆戻りですが)こういう映画のおかげで、ロシアに対する偏見が少なくなったかもしれません。住んでたころに、もっと観とけばよかったです。
 

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展覧会三昧

 先週の土曜日と日曜日、東京に行ってまいりました。日本民藝館で佐藤阡朗先生の講演会を聞くためと、練馬の美術館で大坂弘道先生のお話を聞くためです。
 土曜日の朝、小諸の谷進一郎さんと待ち合わせて、車に乗せていただき、いざ東京へ!
 谷さんは、全国的にも有名な木工家で、以前の記事でも取り上げたように、木工業の振興のためにもさまざまなことを企画なさっています。今回の大坂先生のお話を聞く会も谷さんが企画してくれたのです。
 車の中では、谷さんが持ってこられたパソコンで、過去に行われた大坂先生の講演の録音をずっと聞いておりました。これで予習はばっちりです。
 大坂先生については、こちらの記事を参照していただきたいのですが、木工芸の人間国宝で、まさに孤高という言葉がふさわしい、他の人には絶対にまねのできないような作品を作っておられます。
 そんな方が、木工家のために話をしてくださるというのですから、これは行かないわけにはいきません。
 
 さて、運転は谷さん任せで、ひたすら大坂先生の講演を聞き続けるという、暴挙というか、なんと言うか、ありがたくも申し訳ない時間をすごさせていただき、昼前には東京に着きました。
 大坂先生の講演は次の日だったので、ひとまず谷さんとは別れ、東京を少しぶらつきました。この日は日本民藝館での佐藤先生の講演が目的です。
 それまでずいぶん時間が余ったので、以前から観たかった、渋谷のbunkamuraでやってる、白隠展へ。
 白隠は、臨済宗の中興の祖といわれているくらいの高僧なのだそうですが、この展示会で記憶に残っているのは、たぶん自画像であろう、ぎょろ目の達磨像や、まるで相撲文字のような、太い線の書!特に書のほうは、一番初めの文字が一番大きくて、最後の文字は書ききれずに寸詰まりになってしまうという、まるで小学生の習字のようで、でもその迫力はすごくて、なんだかよくわからないけれども、とにかく強烈な印象が残りました。
 そのあとは歩いて駒場の民藝館へ。時間があるときは、だいたい自分は渋谷から歩きます。
 話の流れから、なんだかついでみたいに思われてしまうかもしれないけれども、佐藤阡朗先生は、日本を代表する漆芸家です。でも、先ほどの大坂先生とは正反対の作風で、伝統的な漆の技法で、普段使いにふさわしいものを作り続けておられます。そういう意味では、漆芸家と呼ぶよりも、漆工とか、塗師屋と呼ぶほうがふさわしいかもしれません。
 自分は、佐藤先生のことが以前からとても好きで尊敬しておりまして、漆のことでわからないことがあると、先生の工房をたずねて木曽まで行ったりすることもあります。
 佐藤先生は、漆のことだけではなく、工芸や、手仕事全体の行く末を以前から憂いておられました。
 暮らしの道具が、機械による大量生産品に取って代わられて、値段の面ではとても太刀打ちできない状況の中で、技能者がいなくなり、その技能を支える道具、材料を作る人がいなくなり、やせ細っていく手仕事の世界を見つめながら、作り続けてきたのです。
 果たして自分のやってきたことは何だったのだろう、そんな自問自答を繰り返しながらの人生です。
 でも、自分の手を動かして作り続けてきたものにしかわからない世界というものがあって、それはこれからの世界に必ず必要なことだろう、そういう信念に支えられてきて、それこそが自分が共感するところだったのですが、その形が、今回のお話では以前よりもはっきりとしてきたように思いました。
 このような、伝統や技術をしっかりと受け継いでいる方が、過去を美化するのではなくて、しっかりと未来を見据えて話してくださることが、自分にはとても頼もしく、うれしいことなのです。
 
 日曜日、大坂先生のお話はやはり午後からだったので、午前中は上野で王義之展へ。
 王義之は、いまさら説明することもありませんが、現代には真筆がひとつも残っておらず、誰も王義之本人の書を見たことがないというのに、書聖と呼ばれてあがめられている人物です。
 自分は、書道についてはあまりよくわからないのですが、興味だけはあります。
 それはひとつには佐藤先生がよく書道のことを話されていたことと、書家の友人が、以前くれた年賀状にとても感動したことにあります。
 その字は、線が躍っていて、字を書くのがうれしくて仕方がない、という感じがみなぎっていたのです。
 それ以来、本屋で書道の手本(歐陽詢の九成宮禮泉銘というやつです。これも楷書のスタンダード中のスタンダード)を買って、ほんのたまに一人で練習してみたりしています。
 そんなわけだから、ぜんぜんうまくならないけれども、丁寧に字を書きたいなあ、なんて思います。
 さて、その王義之展、これでもかっていうくらい展示物があって、見るのに非常に疲れました。どれだけこの人の字は愛されてきたんだろう。真筆がひとつも残っていないのに、よくこれだけ展示できたものだ、なんて妙な感心をしてしまいました。
 その中で、ひとつ印象に残ったのは、「史頌簋」という、青銅器。これは、王義之の時代よりもはるかな昔の周の時代のもの。そこに刻まれた金文で、おまじないみたいなものでしょうか。青銅器の形も好きだし、金文の持つ、単なる文字以上の何かが印象に残りました。

 さて、王義之展で観ることに疲労困憊しつつも、最後に残されたメインイベント、大坂先生のお話です。全国から木工関係者が20人くらいが集まり、その視線の熱さはとてつもなかったです。何度でも書きますが、大坂先生の作る作品はずば抜けていますので、生き方においても孤高といっていい先生ではありますが、こういったチャンスには人が集まってくるのでしょう。
 大坂先生は大坂先生で、今回の展示会の図録を、もっていない人に惜しげもなくあげてしまうし、自分が苦労して開発した技術を、聞けば何でも答えてくれました。なんだか少し疲れていらっしゃるように見えましたが、予定の時間を過ぎても色々とお話しをしてくださるし、本当にありがたく、申し訳なく思いました。
 気がついたら、練馬の展覧会もこの連休まで。まだ見ておられない方は、ぜひ見に行ってみてください。木工に興味のない方でも、このすごさはわかるに違いないし、きっと美しいと思ってもらえると思います。
 http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/oosaka12.html
 
 そんな先週の週末。こんなにいろんなものを集中的に観たのは初めてかもしれませんでした。 
プロフィール

ルーシェンカ

Author:ルーシェンカ
長野県の小海町で家具を製作しています。
家具のこと、木のこと、森のこと、その他の身の回りのことを紹介していきたいと思います。
メールアドレス atsushitakahashi@nexyzbb.ne.jp

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