FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チェアーフィッティング

 先週の、金、土、日曜日、小海町高原美術館で、木工のワークショップおよび、シンポジウムが開かれました。
 これは、以前も書いたとおり、 こちらで開催されている、「フィンランドと日本の生活デザイン展『木の椅子』」の関連イベントです。
http://yuzuriha472.blog121.fc2.com/blog-entry-157.html
 こちらに出店されている日本の木工家たちが集まって、ワークショップや、シンポジウムが行われました。
 中でも感銘を受けたのは、吉野崇裕さんによる、チェアーフィッティングのワークショップです。
 チェアーフィッティングとは、耳慣れない言葉だと思われます。これは、吉野さんがすわり心地のよい椅子ということを追求して、一人ひとりに合った椅子を作るためのノウハウです。
 詳しくは、リンク先を参照していただきたいと思いますが、ここで、すわり心地がよい、というのは、単に当たりが柔らかいとか、疲れにくいといったことだけではありません。それは私たち一人ひとりが、普段の暮らしの中でゆがんでしまった姿勢を正す、という一種の整体の役割まで果たすのです。
 実際、吉野さんの椅子を使っていることで、腰痛が治ってしまったような人もいるそうです。
 これはすごいです。私のような小規模のいわゆる木工作家にしかできない、本当に意味のある仕事だと思いました。
スポンサーサイト

挽き曲げ盆

 友人の結婚祝いに、そのお姉さんから頼まれたお盆。
挽き曲げ三つ組盆2_convert_20110617202538

挽き曲げ三つ組盆3_convert_20110617202637

 材料はメープル。珍しく外国産材を使ってますが、そういうリクエストだったもので・・・。
 挽き曲げという技法を使っています。丸くなった隅のところに使っているのですが、どうやって丸くするのかというと、この隅の曲げる部分にのこぎりで、1ミリ程度だけ残すようにして、いくつも切込みを入れて曲げるのです。
挽き曲げ盆・部分_convert_20110617204438
 こんな感じです。
 はじめてやってみた技法なので、結構大変でした。


39

 になってしまいました。いい歳のとり方をしていきたいもんです・・・。

うれしいこと

 最近、facebookで、高校時代の友達が突然メッセージを送ってきました。
 それを皮切りに、彼のfacebook上の友達から、高校時代の友達を次々に発見。
 懐かしさのあまりにメッセージを送りまくってちょっとした同窓会気分です。
 そして、今日、携帯電話がなるので、見てみると、勝手に自分が師匠と思っているS先生からでした。
 「自分の携帯のメールアドレス知ってる?」という、なんともよくわからないことから話を切り出すので、何事かと思いましたが、要するに今年に入って、ずっと連絡をしていなかった自分を心配してくれていたようです。
 自分は、今年はこれまで本当にいろんなことがあって、なかなかS先生に連絡を取る余裕がなかったのですが、そのことをわびつつ、こんな変な話からはじめるS先生の気持ちに、なんだかほっこりとあたたかくなったのでした。

別れの歌三首

「勧酒 」干武陵

勧君金屈巵(君に勧む金屈の巵)   コノ盃ヲ受ケテクレ
満酌不須辞(満酌辞するを須いざれ) ドウゾナミナミツガセテオクレ
花発多風雨(花発いて風雨多し)    花ニ嵐ノ例エモアルゾ
人生足別離(人生別離足る)      サヨナラダケガ人生ダ
                        (井伏鱒二 訳)

青森挽歌 宮沢賢治 より

たしかにとし子はあのあけがたは
まだこの世かいのゆめのなかにゐて
落葉の風につみかさねられた
野はらをひとりあるきながら
ほかのひとのことのやうにつぶやいてゐたのだ
そしてそのままさびしい林のなかの
いっぴきの鳥になっただらうか
I'estudiantinaを風にききながら
水のながれる暗いはやしのなかを
かなしくうたって飛んで行ったらうか
やがてはそこに小さなプロペラのやうに
音をたてゝ飛んできたあたらしいともだちと
無心のとりのうたをうたひながら
たよりなくさまよって行ったらうか
   わたくしはどうしてもさう思はない
なぜ通信が許されないのか
許されている、そして私のうけとった通信は
母が夏のかん病のよるにゆめみたとおなじだ
どうしてわたくしはさうなのをさうと思はないのだらう
それらひとのせかいのゆめはうすれ
あかつきの薔薇いろをそらにかんじ
あたらしくさはやかな感官をかんじ
日光のなかのけむりのやうな羅〔うすもの〕をかんじ
かがやいてほのかにわらひながら
はなやかな雲やつめたいにほひのあひだを
交錯するひかりの棒を過ぎり
われらが上方とよぶその不可思議な方角へ
それらがそのそのやうであることにおどろきながら
大循環の風よりもさはやかにのぼって行った
わたくしはその跡をさへたづねることができる
そこに碧い寂かな湖水の面をのぞみ
あまりにもそのたひらかさとかがやきと
未知な全反射の方法と
さめざめとひかりゆすれる樹の列を
ただしくうつすことをあやしみ
やがてはそれがおのづから研かれた
天のる璃の地面と知ってこゝろわななき
紐になってながれるそらの樂音
また瓔珞やあやしいうすものをつけ
移らずしかもしづかにゆききする
巨きなすあしの生物たち
速いほのかな記憶のなかの花のかほり
それらのなかにしづかに立ったらうか
それともおれたちの聲を聴かないのち
暗紅色の深くもわるいがらん洞と
意識ある蛋白質の砕けるときにあげる聲
亞硫酸や笑気〔せうき〕のにほひ
これらをそこに見るならば
あいつはその中にまっ青になって立ち
立ってゐるともよろめいてゐるともわからず
頬に手をあててゆめそのもののやうに立ち
(わたくしがいまごろこんなものを感ずることが
いったいほんたうのことだらうか
わたくしといふものがこんなものをみることが
いったいありうることだらうか
そしてほんたうにみてゐるのだ)と
斯ういってひとりなげくかもしれない……
わたくしのこんなさびしい考は
みんなよるのためにでるのだ
夜があけて海岸へかかるなら
そして波がきらきら光るなら
なにもかもみんないいかもしれない
けれどもとし子の死んだことならば
いまわたくしがそれを夢でないと考へて
あたらしくぎくっとしなければならないほどの
あんまりひどいげんじつなのだ
感ずることのあまり新鮮にすぎるとき
それをがいねん化することは
きちがひにならないための
生物体の一つの自衛作用だけれども
いつでもまもってばかりゐてはいけない
ほんたうにあいつはここの感官をうしなったのち
あらたにどんなからだを得
どんな感官をかんじただらう
なんべんこれをかんがへたことか
むかしからの多數の實験から
具舎がさっきのやうに云ふのだ
二度とこれをくり返してはいけない
おもては軟玉〔なんぎょく〕と銀のモナド
半月の噴いた瓦斯でいっぱいだ
巻積雲〔けんせきうん〕のはらわたまで
月のあかりはしみわたり
それはあやしい螢光板〔けいくわうばん〕になって
いよいよあやしい苹果の匂を發散し
なめらかにつめたい窓硝子さへ越えてくる
青森だからといふのではなく
大てい月がこんなやうな暁ちかく
巻積雲にはいるとき……
     《おいおい、あの顔いろは少し青かったよ》
だまってゐろ
おれのいもうとの死顔が
まっ青だらうが黒からうが
きさまにどう斯う云はれるか
あいつはどこへ堕ちやうと
もう無上道に属してゐる
力にみちてそこを進むものは
どの空間にでも勇んでとひこんで行くのだ
ぢきもう東の鋼もひかる
ほんたうにけふの…きのふのひるまなら
おれたちはあの重い赤いポムプを…
     《もひとつきかせてあげやう
      ね じっさいね
      あのときの眼は白かったよ
      すぐ瞑りかねてゐたよ》
まだいってゐるのか
もうぢきよるはあけるのに
すべてあるがごとくにあり
かゞやくごとくにかがやくもの
おまへの武器やあらゆるものは
おまへにくらくおそろしく
まことはたのしくあかるいのだ
     《みんなむかしからのきやうだいなのだから
      けっしてひとりをいのってはいけない》
ああ わたくしはけっしてさうしませんでした
あいつがなくなってからあとのよるひる
わたくしはただの一どたりと
あいつだけがいいとこに行けばいいと
さういのりはしなかったとおもひます

A CASE OF YOU JONI MITCHEL

Just before our love got lost you said,
"I am as constant as a northern star."
And I said,"Constantly in the darkness
Where is that at?
If you want me I'll in the bar."
On the back of a cartoon coaster
In the blue T.V.screen light
I drew a map of Canada
Oh Canada
With your face sketched on it twice
Oh,you are in my blood like holy wine
You taste so bitter and so sweet
Oh I could drink a case of you,daring
And I would still be on my feet.

Oh I am a lonely painter
I live in the box of the paints
I'm frightened by the devil
And I'm drawn to those ones that ain't afraid
I remembered that time you told me,you said,
"Love is touching souls"
Well surely touched mine
'Cause part of you pours out of me
In these lines from time to time
Oh, you're in my blood like holy wine
You taste so bitter and so sweet
Oh I could drink a case of you,daring
And I would still be on my feet
I would still be on my feet

I met a woman
She had a mouth like yours
She knew your life
She knew your devils and your deeds
And she said,"Go to him,stay with him if you can
But be prepared to bleed."
But you are in my blood
You're my holy wine
You taste so bitter and so sweet
Oh,I could drink a case of you,daring
And I would still be on my feet
I would still be on my feet.


プロフィール

ルーシェンカ

Author:ルーシェンカ
長野県の小海町で家具を製作しています。
家具のこと、木のこと、森のこと、その他の身の回りのことを紹介していきたいと思います。
メールアドレス atsushitakahashi@nexyzbb.ne.jp

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。