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でこぼこ道

 毎日、いろんなことがある。

 特に、何かを為そうとして、一所懸命なときほど、取るに足らないようなことに気をとられる。

 目的地は近くに見えているのに、そこに至る道は、自分で切り開いて進むしかない。

 まだそれを楽しむほどの余裕はないが、いやだとも思わない。
 
 これを乗り越えることができたら、どんな景色が見えるだろう。

 今はただそれだけ。
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ハイスツール

 昨日、やっと納品できた、クリのハイスツール。
ハイスツール1_convert_20130212010539
 これは、大学の先輩が、お店で使うために注文してくれたもの。

ハイスツール2_convert_20130212010648
 こちらがそのお店におさまっている様子。レジの前において、お客さんのかばん置き。少し長くいて、お話をしていくお客さんの腰掛にもなります。
 サイズなどがちょうどよいと気にいってくれたようで、よかったです。こんな用途にぴったりのものを作って行きたいです。

 ちなみに先輩のお店は、松本マフィンという、松本にある焼き菓子のお店。お土産に持ってきてくれた、クラッカーが超美味でした~!
 ネットショップもやっているので、ぜひリンク先を参照してみてください。松本近辺の方はぜひ寄ってみてください。

展覧会三昧

 先週の土曜日と日曜日、東京に行ってまいりました。日本民藝館で佐藤阡朗先生の講演会を聞くためと、練馬の美術館で大坂弘道先生のお話を聞くためです。
 土曜日の朝、小諸の谷進一郎さんと待ち合わせて、車に乗せていただき、いざ東京へ!
 谷さんは、全国的にも有名な木工家で、以前の記事でも取り上げたように、木工業の振興のためにもさまざまなことを企画なさっています。今回の大坂先生のお話を聞く会も谷さんが企画してくれたのです。
 車の中では、谷さんが持ってこられたパソコンで、過去に行われた大坂先生の講演の録音をずっと聞いておりました。これで予習はばっちりです。
 大坂先生については、こちらの記事を参照していただきたいのですが、木工芸の人間国宝で、まさに孤高という言葉がふさわしい、他の人には絶対にまねのできないような作品を作っておられます。
 そんな方が、木工家のために話をしてくださるというのですから、これは行かないわけにはいきません。
 
 さて、運転は谷さん任せで、ひたすら大坂先生の講演を聞き続けるという、暴挙というか、なんと言うか、ありがたくも申し訳ない時間をすごさせていただき、昼前には東京に着きました。
 大坂先生の講演は次の日だったので、ひとまず谷さんとは別れ、東京を少しぶらつきました。この日は日本民藝館での佐藤先生の講演が目的です。
 それまでずいぶん時間が余ったので、以前から観たかった、渋谷のbunkamuraでやってる、白隠展へ。
 白隠は、臨済宗の中興の祖といわれているくらいの高僧なのだそうですが、この展示会で記憶に残っているのは、たぶん自画像であろう、ぎょろ目の達磨像や、まるで相撲文字のような、太い線の書!特に書のほうは、一番初めの文字が一番大きくて、最後の文字は書ききれずに寸詰まりになってしまうという、まるで小学生の習字のようで、でもその迫力はすごくて、なんだかよくわからないけれども、とにかく強烈な印象が残りました。
 そのあとは歩いて駒場の民藝館へ。時間があるときは、だいたい自分は渋谷から歩きます。
 話の流れから、なんだかついでみたいに思われてしまうかもしれないけれども、佐藤阡朗先生は、日本を代表する漆芸家です。でも、先ほどの大坂先生とは正反対の作風で、伝統的な漆の技法で、普段使いにふさわしいものを作り続けておられます。そういう意味では、漆芸家と呼ぶよりも、漆工とか、塗師屋と呼ぶほうがふさわしいかもしれません。
 自分は、佐藤先生のことが以前からとても好きで尊敬しておりまして、漆のことでわからないことがあると、先生の工房をたずねて木曽まで行ったりすることもあります。
 佐藤先生は、漆のことだけではなく、工芸や、手仕事全体の行く末を以前から憂いておられました。
 暮らしの道具が、機械による大量生産品に取って代わられて、値段の面ではとても太刀打ちできない状況の中で、技能者がいなくなり、その技能を支える道具、材料を作る人がいなくなり、やせ細っていく手仕事の世界を見つめながら、作り続けてきたのです。
 果たして自分のやってきたことは何だったのだろう、そんな自問自答を繰り返しながらの人生です。
 でも、自分の手を動かして作り続けてきたものにしかわからない世界というものがあって、それはこれからの世界に必ず必要なことだろう、そういう信念に支えられてきて、それこそが自分が共感するところだったのですが、その形が、今回のお話では以前よりもはっきりとしてきたように思いました。
 このような、伝統や技術をしっかりと受け継いでいる方が、過去を美化するのではなくて、しっかりと未来を見据えて話してくださることが、自分にはとても頼もしく、うれしいことなのです。
 
 日曜日、大坂先生のお話はやはり午後からだったので、午前中は上野で王義之展へ。
 王義之は、いまさら説明することもありませんが、現代には真筆がひとつも残っておらず、誰も王義之本人の書を見たことがないというのに、書聖と呼ばれてあがめられている人物です。
 自分は、書道についてはあまりよくわからないのですが、興味だけはあります。
 それはひとつには佐藤先生がよく書道のことを話されていたことと、書家の友人が、以前くれた年賀状にとても感動したことにあります。
 その字は、線が躍っていて、字を書くのがうれしくて仕方がない、という感じがみなぎっていたのです。
 それ以来、本屋で書道の手本(歐陽詢の九成宮禮泉銘というやつです。これも楷書のスタンダード中のスタンダード)を買って、ほんのたまに一人で練習してみたりしています。
 そんなわけだから、ぜんぜんうまくならないけれども、丁寧に字を書きたいなあ、なんて思います。
 さて、その王義之展、これでもかっていうくらい展示物があって、見るのに非常に疲れました。どれだけこの人の字は愛されてきたんだろう。真筆がひとつも残っていないのに、よくこれだけ展示できたものだ、なんて妙な感心をしてしまいました。
 その中で、ひとつ印象に残ったのは、「史頌簋」という、青銅器。これは、王義之の時代よりもはるかな昔の周の時代のもの。そこに刻まれた金文で、おまじないみたいなものでしょうか。青銅器の形も好きだし、金文の持つ、単なる文字以上の何かが印象に残りました。

 さて、王義之展で観ることに疲労困憊しつつも、最後に残されたメインイベント、大坂先生のお話です。全国から木工関係者が20人くらいが集まり、その視線の熱さはとてつもなかったです。何度でも書きますが、大坂先生の作る作品はずば抜けていますので、生き方においても孤高といっていい先生ではありますが、こういったチャンスには人が集まってくるのでしょう。
 大坂先生は大坂先生で、今回の展示会の図録を、もっていない人に惜しげもなくあげてしまうし、自分が苦労して開発した技術を、聞けば何でも答えてくれました。なんだか少し疲れていらっしゃるように見えましたが、予定の時間を過ぎても色々とお話しをしてくださるし、本当にありがたく、申し訳なく思いました。
 気がついたら、練馬の展覧会もこの連休まで。まだ見ておられない方は、ぜひ見に行ってみてください。木工に興味のない方でも、このすごさはわかるに違いないし、きっと美しいと思ってもらえると思います。
 http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/oosaka12.html
 
 そんな先週の週末。こんなにいろんなものを集中的に観たのは初めてかもしれませんでした。 

組み立て その一

 この間から製作中のもの。組み立て終了、その一。
小ダンス本体組み立て後_convert_20130201235512
 まだ先は長い。

プロフィール

ルーシェンカ

Author:ルーシェンカ
長野県の小海町で家具を製作しています。
家具のこと、木のこと、森のこと、その他の身の回りのことを紹介していきたいと思います。
メールアドレス atsushitakahashi@nexyzbb.ne.jp

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