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かんざし

 今月の初め、町内の美容院とセレクトショップ、グリーンスタジオNAOさんに納品してきました、かんざしです。

かんざし_convert_20140323224643
 玉かんざしと、棒かんざしの二種類。玉かんざしの白いものはカバ。黒いものはブラックウォールナットです。棒かんざしのほうは、ベージュ色のものがクリの古材。黒はブラックウォールナットです。
 NAOさんが、即興で、その場にあったアクリルたわしで飾り付けをしてくれました。

かんざし2_convert_20140323224703
 こちらはちょっと角度を変えて撮ってみました。まだ在庫はあります。置いていただけるお店を募集中です。
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あれから三年

 あの日から、もう三年がたちました。
 絶対に忘れられない、忘れてはいけない日。
 何も言葉が見つからない。なんといっていいかわからない。
 もう、そのことを、何もなかったことのようにして、過ちのもとを平然と復活させようとするバカどもがいる。
 そんなやつらがこの国を動かしているのが、情けなく、悔しい。
 怒りと憤りがとまらない。

世界を、こんなふうに見てごらん

 最近、すっかり読書から遠ざかってしまった私。
 それでも本屋に行くことは好きで、特に買うあてもなく、本を眺めているだけでいくらでも時間がつぶせます。
 そうやっていると、時々本が呼ぶというか、読んでみたい本に出会うことがあります。
 背表紙だけで、そう感じるのですから、その本の何を知っているというわけでもないのですが、不思議なことに今までそうやって買った本に、ほとんど外れはありません。
 この本もそんな一冊。
 日高敏隆先生の「世界を、こんなふうに見てごらん」

世界を、こんなふうに見てごらん (集英社文庫)世界を、こんなふうに見てごらん (集英社文庫)
(2013/01/18)
日高 敏隆

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 この題名の呼びかける感じのやわらかさ。大人が、子どもにむけてやさしく語りかけているようです。
 日高先生は、動物行動学の高名な学者さんですが、子どものころは、スパルタ式の学校があわなくて、自殺をしようと思ったこともあったそうです。昆虫少年で、好きなものは好き、上から生きかたを押し付けられるのは大嫌い。そんな生きかたを貫き通した方のものの見方は、やわらかくて、しなやかで、力強いです。
 私ごときがあれこれ言うよりも、冒頭の一説を紹介するほうが、この本の魅力をずっとよく伝えてくれます。
 ぜひご一読を。

「子どものころ、ぼくは、虫と話がしたかった。
 おまえどこに行くの。何を探してるの。
 虫は答えないけれど、一生懸命歩いていって、
 その先の葉っぱを食べはじめた。
 そう、おまえ、これが食べたかったの。
 言葉の代わりに、見て気がついていくことで、
 その虫の気持ちがわかる気がした。
 するとかわいくなる。うれしくなる。
 それが、ぼくの、いきものを見つめる原点だ。
 どうやって生きているのかを知りたいのだ。
 おまえ、こんなことしているの。
 そうなの、こういうふうに生きているの。
 その物語がわかれば、すごく親しくなれる。
 みな、ようよう今の環境に適応して生きている。
 生きることへの深い共感は、そうやって生まれてくる。

 世界を、こんなふうに見てごらん。
 この本を、これからの少年少女と大人に贈る。
 人間や動物を見るときのぼくなりのヒントをまとめたものだ。
 生きているとはどういうことか、
 豊かな見方をするといいと思う。」

黒田辰秋展

 もう、一月近く前のことになりますが、東京に納品に行ったついでに、横浜そごうでやっている、黒田辰秋展を見てきました。
 黒田辰秋という人は、もうずいぶん前に亡くなってしまった方ですが、木工をかじった人ならば、知らない人はいないほど有名です。木工芸の分野の最初の人間国宝で、白洲正子、志賀直哉、川端康成、黒澤明など、著名な文化人がその作品を使っていたことでも知られています。
 私も、そういったことから、木工を始めたころには興味を持っており、京都に行ったときには、鍵善という、彼の作品が実際に使用されている和菓子屋さんを見に行ったり、図録を購入したこともあります。
 でも今回ほど、たくさんの作品を一度に見られる機会はいままでにありませんでした。
 実際に見てみた感想は、「?」です。
 どんなはてなかというと、この人は、人間国宝にまでなって、たくさんの文化人や目利きといわれる人から愛されてきたけれども、どこがそんなにすごいのだろうか、ということです。
 その疑問は、もうずいぶん前からあったのだけれども、実際にものをこれだけ見てみると、やはりこの人は持ち上げられすぎていると結論付けざるを得ませんでした。
 例えばお盆。材が厚すぎていかにも重そうです。お椀やくずきりの鉢なども大きすぎる。→用を考えているとはいいがたい。
 彼が生涯使い続けてきた文様の卍文も、文様が目立ちすぎて気味が悪い。→造形のバランス感覚が悪い。
 拭き漆、朱、溜塗りなど、漆塗りもおこなっていた方ですが、ごみが結構残っている。
 漆の下地がはがれているものも結構ある。これは、作られてからの年数が経っていることを考える必要はありますが、どうも下地に使われた漆の量が少なかったのではないかと推測されるはがれ方をしているものもありました。→要するに漆塗りの技術の基礎ができていない。

 この人は個人作家のさきがけのような人で、塗師屋の家に生まれたのですが、体が弱かったために家業の修行を修めることはなく、独学で木工技術を習得し、木地から塗りまでを一貫しておこなってきた方です。その方法を切り開いてきたためか、今でも崇拝する人はたくさんいるようです。
 でも自分には、個人で勉強する限界のようなものが見えて、身につまされる思いがしました。そういう意味では勉強になりました。背筋が凍る思いでした。
 
プロフィール

ルーシェンカ

Author:ルーシェンカ
長野県の小海町で家具を製作しています。
家具のこと、木のこと、森のこと、その他の身の回りのことを紹介していきたいと思います。
メールアドレス atsushitakahashi@nexyzbb.ne.jp

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