FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ガマズミ

 再び前回のL'Effervescenceのことを少し。
 時間が少したって、今一番印象に残っているのは、デザートに出てきた、ガマズミの実を煮たもの。
 ゼリーのような感じだけど、もっと柔らかくて、なんと言う名前なのかは良くわからない。
 それは、デザートのアクセントにほんの少し付け合せてあるくらいの量なので、記憶に残っている人は少ないかもしれない。
 そういう自分も、スタッフの方に説明を受けていなければ、わからなかっただろう。
 ガマズミというのは、そこらの森に行けばよく見かける木で、赤い実をつける。これは、食べると少しすっぱい味がする。でも、格別おいしいというほどのものではなく、これが食べられるということを知っている人は、よほど山歩きが好きな人だろう。そもそもガマズミという木の名前を知っている人だって少ないはずだ。
 自分は昔食べたことがあったけれど、そんなに印象に残っていなかった。例えばやまぶどうや、サルナシだったら、それを探すために山に行こうと思うが、ガマズミの実なんて、たまたま見つけたら口に入れてみるくらいのものだ。
 でも、彼はそれに何かを感じて、わざわざそれを取っておいて保存して、自分の店のメニューに加えようと思ったのだ。フォアグラのような高級食材と、こういう珍しくもなく、そもそも食べられることを知る人すらほとんどいないようなものを、同列に扱っている。
 そこに、単においしい料理を作るだけではない、彼の思想やメッセージが隠されているような気がしたのだ。
スポンサーサイト

L'Effervescence

 今日、東京は西麻布にあるフレンチレストラン、L'Effervescenceに母と二人で行ってきました。
 美食に興味があるわけではない私ですが、シェフが高校の同級生ということで、ここに来ることがひとつの目標でありました。
 実際に料理を食べた感想は、自分の知っている料理とはまったく違うもの、です。料理というよりも、上質の映画や、演劇を味わったという感じ。
 それぞれの食材が皿の上で演技をしていて、シェフはその個性を十分に生かしつつ、全体の調和を図る監督です。その細やかな、計算のし尽くされた演出に、驚きの連続でした。料理の上での表現というものを、見せつけられました。

IMG_<br />0385_convert_20141126234522.jpg
 こちらは一皿目。
 
IMG_0388_convert_20141126234547.jpg
 メインディッシュの鳩。

IMG_0390_convert_20141126234616.jpg
 テーブルに飾られていた花。野菜の花かと思ったのですが、結局何かわからなかった。

IMG_0391_convert_20141126234639.jpg
 最後にシェフと記念撮影。
 
 料理だけではなく、ホールのスタッフの方の対応も素晴らしかったです。特にソムリエの方には、ワインの個性と、料理との相性というものを、選択したワインの味で教えてもらいました。
 とても刺激になり、勉強になりました。いい一日でした。シェフとスタッフの方に感謝。またいつか行かなきゃ。

健さん・・・

 ご存知の通り、去る11月10日、高倉健さんがお亡くなりになりました。
 年齢からすると、驚くことはないことですが・・・。
 健さんの演じる人はいつも同じで、何か重たいものを背負って、つらい運命を受け入れながらまっすぐに生きる人でした。
 素顔の健さんもそういう方だったのでしょうか。だとすれば、今は開放されて楽になったのかな。
 大好きな役者さんでした。ご冥福をお祈りいたします。

 遥かなる山の呼び声 ラストシーン


 幸せの黄色いハンカチ ラストシーン

民藝館展の搬入、その後

 去る11月6日。来月おこなわれる、日本民藝館展に応募するために、東京駒場の日本民藝館まで、直接作品を持って搬入をしてきました。
 そこで、思いがけずその審査員でもあり、師匠(と自分が勝手に思っている)の先生と遭遇。先生は他の用事で来られていたので、たいしたお話はできませんでした。
 しかし、毎年毎年出しているおかげで、搬入でお世話になった民藝館の職員の方々とも顔見知りとなってしまい、まあ今年もよろしくお願いします、と挨拶をしながら、またこの季節がやってきたのだなあとうれしい気持ちになったのでした。
 その後、民藝館で開催中のカンタと刺し子展をじっくりと見させてもらいました。
 カンタも刺子もどちらも刺子の技法を用いて作られた布です。カンタのほうは、インドのベンガル地方のもので、刺子は日本の東北のもの。同じ刺子の技法を用いたものではありますが、色や形はもちろん、何もかもが違う感じです。カンタのほうは、まるで子どもが書いたような、おおらかな絵が描かれてありますが、東北の刺子が描いているのは幾何学的な文様で、隅から隅までを計算して作られたような印象を受けます。どちらがいいと比べられることではありませんが、自分は、カンタのおおらかさが好きだと思いました。
 その帰りのことです。談合坂のサービスエリアで休憩をして車に乗ろうとしたところ、60過ぎの男性に声をかけられました。次の双葉のサービスエリアまで乗せてほしいということです。聞くと、旅先で置引きにあい、知り合いのいる静岡まで行きたいという事です。
 まあ珍しいこともあるものだ、と思い、一緒に行くことにしました。車を走らせながら、いろいろ話をすると、あちこち旅をしながら、絵を描いている人らしいです。大変若い女性にもてる方のようで、あちこちにこの人を慕っている女性がいるようでした。といっても変な関係ではなくて、そういう人たちから悩みを打ち明けられたりすることが多いらしく、また、この人のほうでも親身になってあげているのでしょう。まるで寅さんのような人だなあ、面白い人がいるものだ、と思ったので、早く静岡まで行けるように、甲府の駅まで送りました。無事に帰れたかなあ。ひょんなことから、いいひと時をすごさせてもらいました。
プロフィール

ルーシェンカ

Author:ルーシェンカ
長野県の小海町で家具を製作しています。
家具のこと、木のこと、森のこと、その他の身の回りのことを紹介していきたいと思います。
メールアドレス atsushitakahashi@nexyzbb.ne.jp

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。