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世界を、こんなふうに見てごらん

 最近、すっかり読書から遠ざかってしまった私。
 それでも本屋に行くことは好きで、特に買うあてもなく、本を眺めているだけでいくらでも時間がつぶせます。
 そうやっていると、時々本が呼ぶというか、読んでみたい本に出会うことがあります。
 背表紙だけで、そう感じるのですから、その本の何を知っているというわけでもないのですが、不思議なことに今までそうやって買った本に、ほとんど外れはありません。
 この本もそんな一冊。
 日高敏隆先生の「世界を、こんなふうに見てごらん」

世界を、こんなふうに見てごらん (集英社文庫)世界を、こんなふうに見てごらん (集英社文庫)
(2013/01/18)
日高 敏隆

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 この題名の呼びかける感じのやわらかさ。大人が、子どもにむけてやさしく語りかけているようです。
 日高先生は、動物行動学の高名な学者さんですが、子どものころは、スパルタ式の学校があわなくて、自殺をしようと思ったこともあったそうです。昆虫少年で、好きなものは好き、上から生きかたを押し付けられるのは大嫌い。そんな生きかたを貫き通した方のものの見方は、やわらかくて、しなやかで、力強いです。
 私ごときがあれこれ言うよりも、冒頭の一説を紹介するほうが、この本の魅力をずっとよく伝えてくれます。
 ぜひご一読を。

「子どものころ、ぼくは、虫と話がしたかった。
 おまえどこに行くの。何を探してるの。
 虫は答えないけれど、一生懸命歩いていって、
 その先の葉っぱを食べはじめた。
 そう、おまえ、これが食べたかったの。
 言葉の代わりに、見て気がついていくことで、
 その虫の気持ちがわかる気がした。
 するとかわいくなる。うれしくなる。
 それが、ぼくの、いきものを見つめる原点だ。
 どうやって生きているのかを知りたいのだ。
 おまえ、こんなことしているの。
 そうなの、こういうふうに生きているの。
 その物語がわかれば、すごく親しくなれる。
 みな、ようよう今の環境に適応して生きている。
 生きることへの深い共感は、そうやって生まれてくる。

 世界を、こんなふうに見てごらん。
 この本を、これからの少年少女と大人に贈る。
 人間や動物を見るときのぼくなりのヒントをまとめたものだ。
 生きているとはどういうことか、
 豊かな見方をするといいと思う。」

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ルーシェンカ

Author:ルーシェンカ
長野県の小海町で家具を製作しています。
家具のこと、木のこと、森のこと、その他の身の回りのことを紹介していきたいと思います。
メールアドレス atsushitakahashi@nexyzbb.ne.jp

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